源氏物語 紫の結び 一

| ジャンル | 歴史 |
|---|---|
| 巻数 | 3 |
| 作者 | 訳 荻原則子 |
| レーベル | 理論社 |
| オススメ度 | 3/5 |
紫の上を中心に帖を再構築しているスピード感のある新しい「源氏物語」。
藤壺の宮の面影を持つ少女との出会いを最初に据えて、光源氏の一生を、藤壺の宮、紫の上との関係性を軸に追っていきます。源氏物語の根幹にある流れを先にまとめたことにより、光源氏とそれを取り巻く人々が新しく鮮烈によみがえってきます。
こんな人にオススメ
源氏物語を読みやすく現代語訳されている。テンポよく読めるように工夫して作られている。
途中で挫折したことがある人に読んでほしい。きっと最後まで読めると思う。
1巻目は桐壺、若紫、紅葉賀、花宴、葵、賢木、花散里、須磨、明石で編集されている。
帚木、空蝉、夕顔、末摘花は取り除かれている。それによって本編に集中できる。
物語を楽しむことができると思う。
感想
源氏物語は前から読みたいと思っていたが、難しいというイメージがあって敬遠していた。
けれどこの一冊に出会って物語を好きになった。
文章が読みやすく、物語の美しさを表現している。
物語の魅力にどんどん読み進めることができた。
一番好きなのは葵の帖。葵の上の儚さに胸を打たれた。もっと幸せになって欲しかった。
六条御息所には恐怖した。時代背景も独特で、想像力が働いた。
一人の男性に愛されようと苦悩する女性の気持ちはよく分かるなと思った。
男性は力を誇示することを考えるが、女性は安定を求める。それは今も変わらない。
きっと共感できるところがある。


